国の文化財を護る-リハルズ・ザリンシュ
リハルズ・ザリンシュ(1869-1939)は、ラトビア国立のグラフィックアート学校の生みの親として知られています。ザリンシュは多彩なイーゼル画と応用グラフィック、イラスト、ブックプレート、カバーデコレーション、その他重大な芸術的価値の作品を生み出しました。2020年7月から10月にかけ、ザリンシュの作品がラトビア国立美術博物館に集められ、そのキャリア40年にわたる同アーティストの魂がこもった類を見ない数のコレクションとして鑑賞されました。
リハルズ・ザリンシュのアートワークは、創造的な作品と多彩な技工を強調できるよう設計された大展示ホールで行われました。別の展示エリアでは、グラフィックワークショップで学ぶ画家の作品に絞った展示が行われました。展示では、ザリンシュの生涯の各時代に生まれた貴重なコレクションの展示に加え、ザリンシュの作品がラトビアの文化遺産にもたらした重要性が感じられるものとなりました。
ザリンシュの作品の複雑さと歴史的価値により、作品がそのままの姿を保ち、かつ訪問者にとって真に魅惑的な雰囲気が感じられるよう、すべての作品が目に見えることのないArtglass AR 99 Protectで保護されました。グラフィック技巧には妥協のない保護策が必要になるため、一般鑑賞者が訪れる場面ではUV保護ガラスが最も適したツールとして活躍しました。